PREVENTIVE 歯のクリーニング (予防歯科)

#Preventive

予防歯科とセルフケアで
「治療」から「予防」へ

歯のクリーニング(予防歯科)

これまでの歯科治療は「すでに進んでしまった病気をどう治そうか」ということばかりに目が向いていました。しかし今、そういった医療のあり方を反省しようとする流れが起き、「どう治そうか」から「どうすれば予防できるのか」という考え方へと変化しつつあります。というのも、悪くなってからの治療を繰り返してしまうと、お口の健康がどんどん悪化していってしまうからです。

たとえば虫歯治療を考えてみましょう。「虫歯になる→削る」を繰り返した場合、削りすぎて最後には歯がなくなってしまいます。大切な歯を失わないためにも、予防をして虫歯などお口の病気にならないようにしましょう。

歯のクリーニング(予防歯科)について

大切な歯の役割

  • 食べ物を咀嚼して栄養の吸収を助けます
  • 「歯ざわり」や「歯ごたえ」といった食感を楽しむことができます
  • 正確な発音に欠かせません
  • あごの骨や周囲の筋肉と一緒に表情を作ります
  • しっかり噛みしめることで瞬発的な力も発揮します

このように、歯には大切な役割があります。大切な歯を守るためにも、予防歯科で歯の健康を守りましょう。

予防の重要性

日本の後期高齢者(75歳以上)は約3割の人が総入れ歯をしていると言われています。 日本人は欧米よりも「予防」の意識が薄いと言われており、腫れや痛みが出てから歯科を訪問する人が多い傾向にあります。虫歯も歯周病も初期症状が無い疾患なので、明確に症状が出る時にはある程度進行していて、それなりの治療を必要とする状態になっています。また、歯周病はお口の中だけでなく、全身の疾患につながるので、健康維持のためには早めに予防に取り組むことが重要です。

大事なのはセルフとプロの両立

虫歯や歯周病を予防するには、毎日のセルフケアと、定期的なプロケアを両立することが欠かせません。歯科でのプロケアはお口の汚れを一掃してくれますが、毎日受けるわけにもいきません。
しかし、毎日の食事などで汚れは増加していきます。そのため、日常のセルフケアでできるだけ状態を維持し、定期的なプロケアでたまった汚れをきれいにする、というサイクルが重要なのです。

エアフロー

エアフローとは、微小な粒子粉末をジェット噴射で歯や歯肉に吹き付けることで汚れを落とす処置です。
歯面の歯垢を落とすのはもちろんのこと、ブラッシングでは落とせない歯の着色やタバコのヤニも除去することができます。また、歯周ポケット内もきれいにするので、虫歯や歯周病の予防・治療に高い効果を発揮します。ぜひ当クリニックのエアフローを定期的に利用して、お口の健康を守っていきましょう。

こんな方におすすめです

  • 歯面の着色やタバコのヤニを気にしている方
  • 歯を白くきれいにしたいと思っている方
  • 虫歯や歯周病を避けたいと思っている方
  • お口の中がスッキリする感覚を味わいたい方
  • 矯正治療をしていて歯磨きがしにくい状態の方
  • インプラントや詰め物・被せ物など人工歯がある方

PMTC(歯面清掃)

PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は歯科医院で行う専門家(歯科医師、歯科衛生士)による歯の清掃のことです。歯の周りや歯と歯ぐきの境界部分には、虫歯や歯周病の原因となる歯垢(プラーク)という細菌のかたまりが存在します。このプラークはバイオフィルムと呼ばれるフィルム状の薄い膜に覆われており、しっかりと歯の表面にへばりついているのです。
PMTCでは特別な清掃器具と薬剤を使用し、コーヒーやお茶の色素、タバコのヤニや歯垢を取り除きます。毎日のホームケアが一番重要ですが、それに加えて定期的にPMTCを受けて、虫歯や歯周病を予防しましょう。
このPMTCですが保険診療では毎月は利用できません。そのため、お口の清潔な状態を長く保ちたいという方には自費診療の歯のクリーニングをおすすめしています。

PMTCは予防のかなめ

最近の研究によれば、「虫歯や歯周病は、ある特定の細菌によって起こる」ということが分かってきました。つまり、その細菌を減らせば、ほとんどの歯の病気を防げるということです。PMTCを行うことで歯みがきでは取れにくい悪い細菌がいる汚れを徹底的に落とせるので、PMTCは歯の病気の予防において欠かせない処置なのです。

PMTCの流れ

  1. Step01

    歯垢除去

    特にどの部位に汚れが付いているかをチェックします。

  2. Step02

    ステイン除去

    専用器具を使ってヤニや茶渋を取ります。
    頑固な汚れは塩の粒子を歯面にジェット噴射で吹きつけ除去します(クイックジェット)。

  3. Step03

    ペースト塗布

    歯の表面に専用のクリーニングペーストを塗布し、ラバーカップで磨きます。これによりバイオフィルムを除去します。

  4. Step04

    歯と歯の間の清掃・研磨

    専用器具を使って歯と歯の間を清掃・研磨します。

  5. Step05

    歯みがき方法の説明

    セルフケアの精度を高めるために、効果的な歯みがき方法をお教えします。

SRP(歯周ポケットのお掃除)

SRPとは、スケーリング、ルートプレーニングの略で、歯周病の予防や治療に有効な処置です。どちらもスケーラーという器具で歯石を除去しますが、スケーリングは主として歯肉から露出する部分の処置で、ルートプレーニングでは歯周ポケット内の清掃も行います。
歯石は歯周病を悪化させる要因ですが、ブラッシングでは落とせません。そのため、定期的に歯科医院でSRPを受けることが歯周病予防に役立ちます。

当クリニックのその他の予防歯科処置

  • 定期健診

    専門家が定期的にお口の中をチェック。ご自身では気が付かない変化を見つけます。定期的にチェックすることでもし病気があった場合でもすぐに発見でき、スムーズに治療することが可能です。

  • フッ素塗布

    歯の表面に塗布することで、歯質を強くする歯の表面の処置です。
    歯の治療後などにも行う場合があります。とくに痛みのない処置なので、安心してお受けいただけます。

  • 噛み合わせのチェック

    噛み合わせに乱れがあると歯みがきがしにくいだけでなく、全身の骨格や筋肉のバランスに偏りが出てしまうことがあります。噛み合わせに問題がないかどうかをチェックして、お口の病気予防だけでなく、全身のトラブル予防につなげます。

  • ブラッシング指導

    毎日のセルフケアはお口の健康に欠かせない要素です。そのため当クリニックでは、患者さま一人ひとりの状況を踏まえたブラッシング指導を行うことで、日々のセルフケアの質の向上に力を入れています。フロスや歯間ブラシの使い方も指導しますのでぜひご利用ください。

予防歯科の注意点

  • 継続的な来院や健診が必要となるため、ご自身によるスケジュール管理が求められます。
  • 普段から清潔に口腔内環境を維持している場合は、治療効果を実感しにくいです。
  • 正しいセルフケアを実践しないと、虫歯や歯周病などのリスクが高まります。
  • 自費診療になるケースが多く、治療費の負担が増えることもあります。
ページトップへ